石田三成肖像画を複製

当社が複製した三成肖像画を石田三成公事蹟顕彰会様が公開

『 三成肖像画』について

今回作製しました肖像画は、津軽藩士 杉山家に伝来する石田三成像を明治33年に模写したものです。この杉山家の肖像画は、江戸時代に描かれた三成の肖像画として現存唯一のものです。

明治時代になって三成の偉業を顕彰する機運が高まり、三成を敬愛する地元有志が杉山家伝来の三成肖像画の模写を制作したとみられます。

複製品は、原本をスキャンして読み込みデジタル化し、修正・編集を加え、特殊なインクで和紙にプリントしたものです。顔料が剥離したしわを消すなど加工を施しましたが、経年劣化による色のかすれはそのまま生かし、忠実に複製しています。

石田三成肖像画 の複製

複製物の活用

石田三成公事蹟顕彰会様では、原本に代わってイベントなどで公開し、三成公の遺徳を偲ぶきっかけにしたいご意向です。

石田三成公事蹟顕彰会の一居信夫理事長は「明治33年の肖像画の模写は、三成像を見直すための最初の大きな出来事だった。この複製を大切にして、いろんな人に見てもらえる機会をつくりたい。」とお話しされています。

また、富士フイルムBI福井の北川和男 長浜営業所長は「歴史あるこの長浜で、貴重な資料の複製に貢献でき、大変うれしい。」とコメントしています。
この複製の作製には、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 京都支社が協力しています。

北川所長から説明を受ける一居理事長(左が原本、右が複製品)

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