芦生研究林資料館「斧蛇館」リニューアルオープン

芦生研究林資料館「斧蛇館」リニューアルオープン記念式典に多数の皆さんが参加

芦生研究林は由良川源流域に位置する森林で、京都大学フィールド科学教育研究センターが管理しています。 アシウスギ、天然ブナ、ミズナラなどの天然林が大規模に残されており、京都府下で芦生研究林のみに生息する生物がいるなど、生物多様性保全の面からも重要な森林です。この豊かな自然環境を、京都大学はもとより、地域住民の皆さんが一体となって、保全に取り組まれています。
この豊かな森林環境にある芦生研究林資料館「斧蛇館」が2024年6月リニューア ルオープンしました。その記念式典には、多数の地域住民の皆さん、関係団体が参加されていました。

芦生研究林資料館「斧蛇館」リニューアルオープン記念式典の様子

芦生研究林資料館「斧蛇館」リニューアルに協力

最新のデジタル技術で複製

「芦生の森 四季図絵巻」(透明水彩)は、画家の平田有加先生が芦生の森のすばらしさと現在抱える問題を多くの皆さんに考えてほしいとの想いで、2021年芦生研究林設立百周年に合わせて描かれたものです。その原寸大(約100cm×900cm)の複製を当社が作製し、斧蛇館に設置しました。
当初、和紙での作製をご提案しましたが、害虫などの影響を考慮し野外に設置しても劣化しない特殊な素材を使用し最新のデジタル技術で複製しました。

芦生の森 四季図絵巻(複製)

「斧蛇館」の見学

斧蛇館には京都大学芦生研究林の沿革、植生、地形や気象の概況、ツキノワグマ・カモシカなどの大型動物や鳥類の剥製、 木地師が作ったと伝えられる杓子などの製品、最新の研究成果が展示されています。斧蛇館は、土・日曜日、祝祭日、年末年始、大学の休業日をのぞく、平日(9時から16時)に開館しています。

今後も地域や協力会社とのパートナーシップにより、地域の貴重な文化財の複製とデジタル技術による日本の文化を継承する活動で地域社会に貢献して行きたいと思います。

斧蛇資料館の展示物

関係先

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