宗安小歌集

中世の”歌う心”が伝わる宗安(そうあん)小歌集

特徴

小歌は中性後半から近世初期に流行した単章の歌謡である。ほぼ室町時代の成立と考えられるため室町小歌とも呼ばれる。その集成として知られるのが、国文学研究資料館蔵『宗安小歌集』である。序によれば沙弥宗安(しゃみそうあん)という小歌の名人の編になり、全220首を収めている。こちらは伝本が少なく、ほかには一八首を抜き出した写本が1点知られるに過ぎない。

国文学研究資料館本は、編者崇安の依頼によって公家の久我有庵三休(こがゆうあんさんきゅう)(久我敦通こがあつみち1565~1624)が序を付して清書したもので、原本的な性格を持つ。

作製された時期

室町時代

所蔵

国文学研究資料館 所蔵

国文学研究資料館所蔵 宗安小歌集 複製品の紹介で使用している画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0国際)のもとに掲載を許諾されています。

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