子おとこそうし

子おとこのそうしの紹介

室町時代に成ったお伽草子。都に上って来た丈一尺ばかりの小男が、清水寺の縁日で美しい女性を見そめ、大和言葉による謎かけの手紙を贈ったり、当意即妙の和歌を詠じたりし、ついには女性と結ばれ、一家繁栄した、というお話。 『一寸法師』や『物くさ太郎』などと関連する作品。庶民物/歌徳説話/難題婚譚。

奈良絵は、衣装の文様や調度品まで精緻に描き込まれており、保存状態も良い。詞書の料紙には、金による下絵(松など)が描かれ、金箔が撒かれている。延宝・貞享(1673-1687年)頃写​​​​​​​/全長:1010センチ/奈良絵6図所収/1図:17.2cm×26.0cm前後​​​​​​​

なお、原本が収められた箱の蓋裏には、詞書を「西冷泉為祐筆」、絵を「並河光敬画」とする極め書がある。​​​​​​​

作製された時期

延宝・貞享(1673-1687年)頃

所蔵

国文学研究資料館 所蔵

国文学研究資料館所蔵 子おとこのそうし 複製品の紹介で使用している画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0国際)のもとに掲載を許諾されています。

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