長浜市DX実証実験プロジェクト事業に協力

富士フイルムBI福井株式会社長浜営業所が企画

長浜市DX実証実験プロジェクト下坂家文書複製企画展は、長浜市が地域の課題を解決するため民間に公募し、富士フイルムBI福井株式会社長浜営業所が応募して採択された事業です。長浜市文化財「下坂家文書」を富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社京都支社が複製し、その複製物を実際に手で触れることができる企画展が長浜図書館で開催されました。

長浜市DX実証実験プロジェクト下坂家文書複製企画展

長浜市文化財「下坂家文書」を体感

下坂家文書について

下坂家は滋賀県湖北地方の豪族で、浅井氏に仕え小谷城落城後は帰農し今も現存しています。「下坂家文書」は代々引き継がれ、長浜市に寄贈されました。巻子11巻(236通)、状302通、冊子143冊、絵図9枚、帖1帖、その他6点の合計697点が長浜市の文化財となっています。その貴重な資料8点を富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社京都支社が複製し、長浜市DX実証実験プロジェクト下坂家文書複製企画展で展示されました。

下坂家 家系図 冒頭部分(複製)

最新のデジタル技術で複製

14世紀から15世紀に描かれた「阿弥陀三尊来迎図」は、金箔の上に描かれた細かい文様を最新の複写技術で複製しました。また、「法然上人像」は室町時代に凹凸のある和紙に描かれたもので、その難しい色合いを再現しています。
これらの複製品は、この企画展で長浜市民のみなさまに間近で見て触れいただくとともに、お手持ちのスマートフォンで複製物を撮影するだけで、手軽に古文書の解説文に誘導される展示物解説サービスも体感いただきました。

今後も地域行政と連携し、地域の貴重な文化財の複製とデジタル技術による日本の文化を継承する活動で、地域社会に貢献して行きたいと思います。

法然上人像(複製)

関係先

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