雛本(ひなほん)八種の紹介
■特徴
8巻8冊。表紙は丹色無地。8冊のうち、2冊(『福神ゑづくし』『〔八嶋〕』)に、享保8年1723年正月、2冊(『四天王の始』『おくりの(判官)』)に、同9年正月の刊記あり、どちらも山本九左衛門板。縦5.3×横3.6㎝の豆本である。赤豆本ともいう。8冊の書名は以下の通り。
『四天王の始』、『三世二河白道』、『福神ゑづくし』、『おくりの(判官)』、『鳥つくし』、『〔八嶋〕』、『職人尽』(仮題)、『月ごとの行事』(仮題)。 なお、『落穂ひろい』(瀬田貞二)によると、赤豆本で現存するのは、享保8-9年刊山本九左衛門板のもののみである。当館蔵本以外では、天理図書館に所蔵される『もも太郎』、『舌切雀』、『とりをひ』『きん平大力』『びじん』がある。
■所蔵
国文学研究資料館 所蔵
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